瀬戸大也さんの、勝つとは

瀬戸大也さんは、日本を代表する水泳選手だ。
他の選手と切磋琢磨しながらどんどん強くなっている。

水泳選手というより、彼の人柄に惚れてしまう人も多いことだろう。

彼は明るい。どんな時でも前向きの気持ちを忘れない。

得意なのはバタフライ。苦手なのは背泳ぎ。

特にキックが苦手だった。4種個人メドレーを得意としている。そのため、最初の得意のバタフライで他を突き放して、そのまま上位をキープして逃げ切る、というのが彼の戦法だった。

ところが、それだけでは世界と戦えないということを知ると、彼は苦手な背泳ぎのキックの改善に力を入れることになる。

彼はこう言っている。

世界を取るのはそんなに簡単なことじゃないので

苦手な部分を塗りつぶした人が勝てると思うんで

そうなのだ。彼は自分の苦手な部分を塗りつぶそうとして、改善に取り組んでいる。

そして欠点がひとつもなくなれば世界の頂点だ。

リオオリンピック直前の世界選手権。メダルを取れば出場は確実となる重要な試合。
ところが前日までの彼の成績はひどいものだった。彼本来の泳ぎが影を潜めてしまった。
それは色々な葛藤だったりプレッシャーだったり。
そこから、最後の400m個人メドレーに向けての、基本調整を行った。

全日本の梅原コーチはバタフライの基礎練習だった。
そこから彼は彼本来の泳ぎを取り戻す。
そして、見事に金メダルと自己記録更新を果たすのである。

優勝後、『リオオリンピック出場決定おめでとうございます。』と言われて初めて、「ああ、そうだったのか」、とオリンピック出場内定のことをその時に思い出すのである。

オリンピックを意識いないでいけたので、やっぱりそういうことなんだな、と。
基本的な”勝つ”とか、”いいパフォーマンスを”、というところを、何も欲を出さないで、しかりしていこうと、単純に、純粋に思えたんだと思う。

プレッシャーに負けない、ということはこういうことなのだ。

しがらみ、周りからの期待の言葉、欲、そういった色々なものをまったく考えず、良いパフォーマンスを見せよう、勝とう、という強い気持ちのほうがまさっていれば、集中力も高まる。

集中力を途切れさすことなく勝負に勝ちたい、という強い気持ちが彼を動かしたのだと思う。

これからもますます活躍してほしい。

瀬戸大也(せとだいや)さんってこんな人

生年月日 1994年5月24日
出身 埼玉県入間郡毛呂山町
学歴 毛呂山町立毛呂山中学校埼玉栄高等学校→早稲田大学スポーツ科学部

所属 全日本空輸

個人メドレー、バタフライ、自由形、平泳ぎ、背泳ぎの全ての泳法で全国大会優勝経験を持つ人だ。

2017年大学卒業と同時に“プロ選手”として、全日本空輸(ANA)と所属契約を結んだ。
練習拠点は国立スポーツ科学センター(JISS)。

瀬戸選手は当然、2020年の東京オリンピックでのメダルを狙っている。好ライバルは萩野選手だ。

瀬戸選手はお互いに切磋琢磨して記録を伸ばしていきたい、と語っているぐらい、二人は自他ともに認め合うライバル同士だ。

2017年に飛び込みの馬淵優香選手と結婚した。彼女は結婚後悩んだ末に実質引退し、瀬戸選手を食事を中心としてサポートしている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です