白井健三さんのとんでもないメンタル

白井健三さんと言えば、ひねり王子、と覚えている人も多いのではないだろうか?

今体操界で今後の活躍がもっとも期待されている人のひとり、であろう。

彼の憧れは内村航平さん。小学校6年生の時、内村さんが「きみが19歳か20歳になった時一緒にオリンピックに出よう。」と声をかけられてとても嬉しかったと言っている。

その言葉を胸に頑張っていたのだが、やがて彼は大きな壁にぶち当たる。

練習が面白くない、という時期があったのだ。中学1年生の時だった。

一度選ばれたナショナルチームメンバーも選抜から落ちてしまい、練習もさぼるようになる。

その時、内村航平さんがこう言うのだ。
「もう少しちゃんと練習しないと伸びていかないよ。」

彼はこの言葉に刺激を受け、練習をまじめにするようになる。

今の彼があるのは、実は内村航平さんのこの二つの言葉だったと言っても過言ではないのかもしれない。

その後成長した彼は非常に強いメンタルを持っていると言える。

リオオリンピックの床に出場したのだが、誰もがメダルを期待していた。ところが結果は4位。

その時のことを振り返って彼はこういうことを言っている。

大舞台で失敗すればするほど学ぶ。自分を変えてくれる。
僕はあれ以降、あの時の演技では絶対失敗しないと思っているので、以来一度も失敗していない。

「また失敗したらどうしよう、という気持ちはありませんか?」

もしあの4位と言う結果について、批判したり文句を言ってくる人がいても、じゃあ、あなたはできますか?と言ってもそれはできるわけがない。
自分の代わりは誰もいないので、自分にしかできないことがあると思う。

4位だったからといって、批判されたり文句を言われたりすることではない、あれが自分の精一杯だったんだと思う

 

彼はさらに続けて言う。

自分がよかったと思える演技をしたいというのが試合へのモチベーションになっている。もしそれで結果が2位だったとしてもまったく悔しくはない

私を含めて国民の期待はさらに高まっている。

日本で行われる東京オリンピックの金メダルだ。

「ひとつ言えるのは、ロンドン五輪からリオ五輪の4年間の自分の成長は計り知れないほどだったということです。ですから、東京五輪に向かっての予想はしたくないと思っています。」

ここまで行きたいという目標を定めると、そこまでしか行けないと思うからです。

想像してもいない自分が東京五輪にいて欲しいがゆえに、目標はあえて立てていません

最高の演技をしたいということが彼のモチベーション。体操をやる意味なのだ。
真の次の世代のトップとして彼の活躍が楽しみだ。

白井健三(しらいけんぞう)さんってこんな人

生年月日 1996年8月24日
出身 神奈川県横浜市
学歴 横浜市立寺尾中学校→県立岸根高校
所属とデビュー 2012年9月30日

兄が二人で体操選手、両親も元体操選手だったという体操一家。ご両親が創業した、鶴見ジュニア体操クラブに小学校3年生の時に入部し、そこから本格的に体操を習い始める。

小学校6年生でナショナルチームの選手に選ばれるが、中学1年生の時、練習があまりにも単調過ぎておもしろくないと感じ、練習もさぼるようになってしまったという。

結局ナショナルチームの選手選抜に落選し、かなり落ち込んでいた。

ところがその時、憧れの選手であった内村航平さんから、「もう少しちゃんと練習しないと伸びていかないよ。」と言われた。

それによって彼は大きく変わることになる。

中学3年生で全日本選手権出場、床で2位となる。高校一年生でアジア大会優勝。

2014年には世界大会のゆかで男子最年少金メダリスト、初の4回転ひねり、でギネス世界記録に認定されている。

2017年10月の世界選手権ではゆかで優勝。シライという名前の技を3つも取り入れた圧巻の優勝だった。

2020年の東京オリンピックでは、どんな成長した白井健三を見せてくれるのだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です