渡辺ヘルムート直道さんの、農業を通じた想い

渡辺ヘルムート直道さん、ご存知ない方も多いかもしれない。

彼は、もともとテレビ局のディレクター。番組の企画がスタートした時に、おそらく自ら志願して農業の道に飛び込んでしまった人だ。

番組の企画はひとり農業。

ひとりでどこまで農業ができるか、その軌跡をテレビで放送するというものだ。

とても地道な企画で、最初は面白半分で見ていたのだが、私自身が区民農園で農業をやっていることもあり、たびたび放送で彼の奮闘する様子を見ていた。

そうこうしているうちに、あれよあれよという間に10年以上が経ち、2018年で11年目を迎えてしまった。

彼はとても地味でコツコツ型の性格。派手さはなく、テレビ受けするようなキャラクターは持ち合わせていない。

しかし、彼こそ、石の上にも3年、ということわざがぴったりくる人もいないのではないだろうか。

いや、そうではなく、石の上にも10年だ。初めの頃はとてつもなく広大な土地で0からの開墾、というところからのスタートだった。

その場所に決めた時、家はボロボロ、周囲は草だらけ、街灯もなく、夜になると音もなく真っ暗。
こんなところで生活をスタートさせる、というのはよっぽどの覚悟が必要だと思う。
しかもたった一人なのだ。

草を刈り、開墾し、作物を植える。家を住めるように修繕する。
やがて作物が育ち、いろいろな珍しい作物にも挑戦し、自分の家さえもゼロから新しく建ててしまった。

しかし、それまでに10年もの月日が必要だった。

農業をやる上で、一つひとつの作業は次の作業に必ず影響するという事を実感しました。

いや待てよ、これは生き方、人生においてもそうなるんだな、きっと…。日々、これ勉強です。

彼がすごいのは、農作物を育てるだけでなく、料理にも研究熱心で、本当にびっくりするようなものをたくさん作っている点だ。

料理の参考になることも多いし、彼の画面での奮闘を見ていると、本当に生きる喜びとはこういうは、自分で何でも作り、美味しいと感じ、自分の作ったもので暮らし、日々感謝し、ということを言うのではないだろうか、と思う。

ちょっと残念に思っているのは、彼は番組を通じてある子持ちの女性と結婚したのだが、テレビへの露出がまったくないことだ。

そのせいで、離婚したのではないか、という噂までも立ってしまっている。

できれば画面で家族の素敵さを伝えてほしい、と思うのは私だけではないと思う。

そして、これからの10年もテレビでどんどん紹介してほしい。

彼の奮闘する姿が多くの人へ勇気を与えているのは間違いない。

渡辺ヘルムート直道さんってこんな人

生年月日 1971年

出身 静岡県伊東市
学歴 静岡県立大学
大学4年の時、「サラリーマンにはなりたくない」という気持ちから就職せず、かといって 他に夢がある訳でもなく、結局大学に籍を置いていた。

たまたま新聞の求人広告で見たテレ ビ番組制作会社の募集を見て「面白そう」という理由で応募し、唯一の内定をもらった。

その後どうぶつ奇想天外、金スマ、ここがヘンだよ日本人 などを手掛けた。

2008年3月、茨木県常盤大宮市に移住しひとり農業をスタートさせる。

私は、この企画が「金スマ」でスタートした時、リアルタイムで見ていた人間の一人だ。
ちょうど私も、区民農園で農作物を育てていた時だったので、農業にはとても興味があったので、よく見ていたのだ。
今でもこの企画が続いてくれていて本当に嬉しい。

ちなみに、彼の父親は鹿児島県で牧師をされていたため、ご自身もカトリック教信者。洗礼名がヘルムートということで、本名が渡辺ヘルムート直道、という。

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