中野信子さんの、運のいい人になる方法

人がうまくできないことができる、人ができることができない、ということがわかり、私ってなんか変なんじゃないか、というふうに思い始めたのが中学生の頃。

みんなが自然にできることを自分はできない。ふるまいの源になるものは脳しかない。じゃあ、脳のことがわかれば私も普通の日とのようにふるまえるかも、というのが脳研究に目覚めた最初だった。

脳科学の研究はいまや日進月歩なのだが、中野さんが取り組み始めた1990年頃はまだまだ知られていない研究分野だった。

最近では脳について様々なことがわかってきたため、中野さんにも脳科学に対しても世間の注目度が高まっている。

中野さんは、語弊があるかもしれないが、いい加減な生き方をある意味推奨している。

とうのは、人間が、自分の脳を今よりもっと使いこなせうようになっていたら、あらゆることを覚えていて、忘れることができないことになるので、とても住みにくい世の中になってしまうと言うのだ。

忘れる力、考えない能力、”適当に”、というのは何が一番重要かが瞬時にわかるということなんですよ。

だから実は、いい加減ってすごく大切です。

人間には、ユーモアを生み出したり、安心だと思う情報を出したりする、いわゆるポジティブ遺伝子というものが備わっている。

ところがこの遺伝子は民族や国によってその割合が違っているということが最近わかってきた。

このセロトニントランスポーターは放出したセロトニンを再利用することができる。

日本人は、この遺伝子がわずかしかない人が全体の70%ぐらい。逆に多い人は2%程度しかいない、と中野さんは言う。

この遺伝子が少ないと、人は不安に陥りやすくネガティブになりやすい。逆に多いと楽観的でポジティブになる。

米国は真逆。トランスポーターが少ない人は全体の30%ぐらいだというのだ。

誰でも運のいい人になりたいな、と思う気持ちを持っている。
もちろん私も、運がよくなりたい。
入場1万人目の人に100万円差し上げます、という遊園地の、1万人目になりたい、と思う。

もし、運が悪いな、負け癖がついちゃっているな、と思う人にはお勧めの方法がある。

負け癖のついている人は、形から入ろう、自己イメージから入ろう。

 

面白い実験がある。
肩をすくめたり、弱いポーズを取らせたグループは、ストレスホルモン(コレチゾール)が上がっていて、男性ホルモンの量が減っていたことがわかった。

ストレスホルモンは記憶力を悪くしてしまう。

男性ホルモンは、勝負強さ、やる気、攻撃性の源となるものなので、男性ホルモンの濃度が低くなっていると、勝てるところで勝ちを逃す時、前に進めなくなるのだ。

だから、そういう時には、大きなポーズをしてみるのがいいと言う。

たとえば手を広げたり、足を組んだり。

 

失敗するかもしれないという不安が起きたとき、失敗するわけない、と思い込むとかえって失敗する。誰でも思い当たることがあるだろう。

勝たなきゃ、と思うと勝たないことがクローズアップされて体がすくむことがしばしばおこる。

そのひきずられてしまうのをどうしたらいいのだろう。

ここに落とし穴あるよね、と開きなおり、どういう時に失敗するのか、不安の原因を前面に出して、不安を見える化してやるということが大事なんです。

そして、もっと深く悩んでしまっている人にはこういう方法がお勧めだと言う。

切実に思っている人には、私どうしてこうなのかしらと向き合って考えてみることをお勧めします。

正体が見えないものを分析すると、こんなこと不安に思うことなかった、と思うことがあるので、すこしずつ解きほぐしていいくこと。

 

漠然とした不安は何か要因がある。

不安に思う人のほうが逆にリスク評価能力が高い、慎重に物事に対処できるという、いい面もあります。

だから、自分はそういう性質なんだということを武器にしてほしいと思う。

そういうものを持っていることを運がいい、と思ってほしい。

 

それから、運のいい人間になる、と言い続けることも大事。

紙に貼って、見せておく。

口に出す。

いいと決めてしまう。

自分が決めるということを意識する。

 

決められる人は、これでいいんだ、とまわりに引きずられない人である。

周りは不安要因を色々言ってくるけれど、決めてしまうと、逆にそれはありがたいアドバイスである、と思うようになるのだ。

 

人間この年齢になったらもう成長しないとか思っているかもしれないけれど、そんなことはない。

変わる可能性は大いにある。

まったく変わらないということはあり得ない。

中野さんは、言う。

脳が新しく回路を作るのには三週間なんです。

新しいことを始めると1,2日ではなかなか続かないけれど、3週間やっているといつのまにかそれが当たり前になってくる。

 

回路はできないので根付かないといういことはよくあること。

でも3週間ぐらいがんばって続けるとシナプスがつながって根付くのだ。

脳の話はつきない。
脳科学から見た、運のいい人になることや、不安を取り除くこと、についての中野さんのアドバイスを伝えておく。

中野信子(なかののぶこ)さんってこんな人

生年月日 1975年
出身
学歴 東京大学工学部応用化学科→東京大学大学院工学系研究科修士課程→東京大学大学院医学系研究科医科学専攻修士課程

フランス国立研究所ニューロスピン(NeuroSpin。高磁場MRI研究センター)に博士研究員として2008年から2010年まで勤務。

2013年、東日本国際大学客員教授・横浜市立大学客員准教授。

現在は東日本国際大学特任教授。
株式会社ビッグベン所属。
MENSAの元会員

認知神経科学の研究者である。IQは148もある。
中学生の時、学校のテストは学校で習ったことしか出ない。だから習ったことを覚えてテストに備えていたらしいのだが、他の友人達に中野さんは、「これ、前に授業でやったやつだよ。」「授業でやったやつなのになんで100点取れないの?」と言うと相当引かれてしまい、以来友人が作れなかった。
なんか、笑えないエピソードだな。
お互いに不幸な感じ。
その時、彼女は、あ、絶対言ってはいけないことを言ってしまったんだ、と思ったそう。

現在彼女は様々なメディアに露出しているが、テレビに出ている時の髪の毛はカツラ。
いわゆる、彼女にとってカツラは戦闘服のようなものだと言う。本当の髪の毛は金髪に染めている。
仕事の時はオンだからカツラ。休みの時はオフで、 カツラを取って素に戻る、というわけだ。そういうのもいいかもしれない。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です