奥原希望さんのコートへのつぶやき

奥原希望さんは、バドミントン界を牽引しているアスリートの一人だ。

たくさんの怪我に悩まされながらも、そのプレイは決してあきらめな粘り強さで常に世界の上位に君臨していくる。

彼女はバドミントンのトップ選手としては背が低い。155cmだ。
背の低さは圧倒的に不利になる。

特に世界で戦う外国のトップレベルの選手はみんな背が高い。

彼女はその背の低さを、身体の柔らかさと俊敏さで、並外れたコートのカバー力を見せてくれる。

だから人よりもたくさん動き、たくさんエネルギーを消耗する。そのせいなのか、怪我が絶えない。

上り調子の時に、大きな怪我をした。左半月板の損傷。そしてその翌年には右半月板の損傷。1年以上ものリハビリを余儀なくされた。

そんな時、彼女は焦る気持ちが渦巻いて、どうしようもなかったそうだ。

そしてようやく辛いリハビリからコートに戻ってきたとき、彼女はこのコートにたてるのは、自分ひとりでたどり着いたのではなく、たくさんの人の支えがあったから立てているのだ、ということに感謝の気持ちが湧いてきた。

それ以来彼女は、試合の直前コートに入る時、必ずこのような言葉をつぶやいているのだ。

この舞台に立てることに感謝して、思い切り楽しもう。

これは彼女なりのバドミントンに対する姿勢であり、多くの人の支援があったからこそ、今自分が存在しているのだ、ということを忘れないための言葉だ。

この謙虚さを忘れてはいけない。

この謙虚な姿勢の先に、輝く未来が待っている、と思うのは私だけはないと思う。

さらに彼女は自分自身のことをこう分析している。

最後まで絶対あきらめない。それがあたし。気持ちでは強いというのがあたし

この後、彼女はオリンピックで銅メダルを取り、オリンピック後の2017年世界選手権で、インドのプサルラ選手との歴史に残る壮絶な戦いをモノにし、優勝した。

文句ない、世界女王、である。

奥原希望(おくはらのぞみ)さんってこんな人

生年月日 1995年3月13日
学歴 大町市立仁科台中学校→埼玉県大宮東高校
所属 ユニシス株式会社(2013年4月入社)

7歳の時にバドミントンを始める。兄、姉の兄妹を持つ末っ子。半年後に全国大会に出るまで急成長。

父親は奥原選手がバドミントンに本気だと知ってから、クラブチームの居残り練習に付き合い、試合も全て録画し、娘の試合の分析までして徹底的に娘を応援する。

父親は地元の高校の物理の先生だった。

2016年全英オープンシングルス優勝
2016年リオオリンピック銅メダル
2017年世界選手権金メダル

2017年冬、右肩を痛めて、全日本総合選手権を1回戦で棄権。現在リハビリ中だが、2020年東京オリンピックメダル取得を目指している。

彼女の競技人生は怪我との戦いだ。小さいからその分他の人よりたくさん動き、エネルギーをたくさん使う。

でもその小柄な体で、みごと世界のトップを奪い取り、決してあきらめない心でみんなに勇気を与えてくれている。

これからもそのガッツで私たちに沢山刺激を与えてほしい。

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