若竹佐知子さんの人生に勇気をもらえる言葉

若竹佐知子さんは、63歳で書いた処女作で芥川賞を受賞した女性だ。

処女作で受賞というのもびっくりだが、63歳で処女作というのもびっくりだ。

それまでは普通の主婦、だったのだ。

彼女は大学卒業後しばらくして結婚し、専業主婦になった。

子供もできて幸せな結婚生活を送っていたとのことだが、心はずっと満たされずにた。

「外に出て職業婦人になりたい、という気持ちがずっとあった。」

彼女は満たされない想いを持ちながら日記を綴っていたという。

転機は夫が57歳という若さで亡くなってしまったあとだった。

「ふさぎこんでいてもしょうがないから、外に出たら?ずっと書きたいと思っていた小説でも書いてみたら?」と言ってくれた息子の言葉がきかっけを与えてくれたのだった。

彼女は東京の早稲田大学のエクステンションのひとつ、小説の講座に通うことになる。

そして今回の受賞だ。



彼女は言う。

いつからでも出発できるっていうことなんでしょうね。

楽しいことは続けるべきだと思います

やって無駄なことはなかったと思います

彼女の処女作、芥川賞を受賞した小説はこれだ。
おらおらでひとりいぐも

この作品は74歳、ひとり暮らしの桃子さんが主人公だ。自身の結婚生活と主人公がだぶっているような半自伝小説のようなもの。結婚、出産、夫の死を乗り越えて本当の自分の人生を生きようとする女性を力強く綴っている幻冬小説だ。(玄冬小説とは歳をとるのも悪くないと思えるような小説のこと)

若竹佐知子(わかたけちさこ)さんってこんな人

生年月日 1954年
出身 岩手県遠野市
学歴 釜石南高校(現在の釜石高校)→岩手大学教育学部卒業

教員臨時採用試験で出会っただんな様と28歳で結婚し、その後専業主婦となる。一男一女のお母さん。
55歳の時、2歳年上の夫が脳梗塞で亡くなる。

その後ふさぎ込んでいる母を見かねて息子さんが、どこにいても悲しいんだから、外に出てみたら?と言う言葉に触発され、東京、早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校、小説コースに通い始める。
千葉から毎週一回そのコースに通っている中で、処女作を書き上げたのだ。

エクステンションセンターというのは、一般市民のために開講している公開講座だ。
私も実は、昔早稲田大学のエクステンションセンターに通ったことがある。
バリバリに企業のマーケティング部で働いていた時、マーケティングをさらに極めたくて上司に相談し、自費で週一回通っていた。

そういったビジネスマン対象のマーケティングコースもあれば、若竹さんのような人のための、小説コースもあるのが一般市民を対象にしている公開講座だ。

小説コースの受講生は5,60代が中心、ということだった。

そのほかにも、ありとあらゆる講座が開講されているので、何かに興味ある人や、何かやりたい、きっかけが欲しいと思っている人は、今からでも遅くない。一歩を踏み出してみることを強くお勧めする。

若竹さんも、言っているではないか。
“いつからでも出発できるってことなんでしょうね。” と。

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