永守重信さんの、熱い経営方針と期待

2018年の平昌オリンピックではたくさんの選手たちが大活躍した大会だった。
そんな中で、スピードスケートの高木奈那選手は、平昌オリンピックから親切されたマススタートという大会で、初代の金メダルに輝き、自身がすでに獲得していたパシュートでの金メダルを合わせて二つの金メダルという快挙を遂げた。

彼女を支え続けたのは、スポンサー企業である日本電産サンキョー株式会社だ。
彼女を支えた会長の永守さんは、サンキョーが倒産寸前の状態の時にM&Aで会社を買収した。
その時、赤字続きだった会社のスピードスケート部を継。続するか廃部にするかの判断を迫られた。
彼は、その時、スピードスケートのことを猛勉強した。

そしてスケート部を続けることを決めたのだ。誰もがスピードスケート部を廃部にするはず、と思っていた
のに、だ。
彼はこんなポリシーを持っている。

私は「一番以外はビリだ」と思って生きてきました。

二番でもいいなんて言う考え方は駄目です。それから、異端者を評価しない会社も問題です。

ちょっと変わった人間が世の中にないものを生み出している。

私はこの考えに大賛成だ。
そして、この考えの元にスピードスケート選手を支援し続けたのだ。
そしてついに、2018年平昌オリンピックの時に、金メダル二つを獲得する、ということを高木奈那選手がやってのけた。
さらに、過去には長島圭一郎、加藤条治選手もメダルを獲得している。

異端児を支援するのも賛成だ。
変わった人がビジネスのトップに立てばすごいことができる、という例は海外でたくさんある。
ところが日本は、異端児を嫌う。
学校でいじめられる。社会でも横並びじゃないと叩かれる。他の人と同じように輪を乱さない人が優遇されるのだ。
これではダメだ。

そして、二番でもだめなんですか?はい、だめなんです。
一番を目指さなくては良いものは生まれない。二番でもいい、などと言っていてはビジネスでは勝者になれない。負け組だ。

彼の仕事の上でのモットーも明確である。

今日のことは今日やる。「今月は無理だ。来月やります」で、一年のうち1か月がなくなってしまうから、達成率が80%となってしまう。しかし、使うほうのお金は100%使っているから、赤字になる。

そりゃそうだ。明確だ。
だから今日するべきことは本日中に行うのだ。

「ノー」の連発からは何も生まれない。「すぐやる」「必ずやる」「出来るまでやる」という、常に前向きな姿勢を持ってこそ、すばらしい成果が待っている

ただし、休みたいなら辞めればいい、という発言もしているのだが、こういう考え方の社長がトップだと、部下はやりずらいな。
遊びのための長期休暇申請なんか、絶対にできないだろうから。

真面目にコツコツ、遊ばず、前向きに、ひたむきに、一心不乱に、というような人たちが一生懸命働いている会社なのだろうと思う。
本人は元旦の午前中以外、毎日働いているそうだ。
なんせ、仕事が一番楽しい、ということなのだから。
すごい人である。

 

永守重信(ながもりしげのぶ)さんってこんな人

生年月日 1944年8月28日
6任兄妹の末っ子として生まれる。出身 京都市向日市
学歴 京都市立洛陽工業高等学校→職業訓練大学校(現在の職業能力開発総合大学校)電気科

音響機器制作会社ティアックに就職
同社子会社である山科精器取締役。その後ティアックの持ち株を元にして1973年7月、日本電産を創業する。
社長を含めてわずか4人での創業からスタート。

以後、日本電産代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)として、同社を日本を代表する小型モーター製造会社に育て、モーター事業において、世界トップ・シェアの業績を誇る世界的な大企業に育て上げた。
日本電産は約半分がM&Aからの収益を上げている。
彼はM&Aのノウハウの講演会を時々行っている。

 

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