林武志さんの、最高に嬉しい瞬間とは

林武志さんは未来の、ビリヤード世界チャンピオン、かもしれない。
父親の影響でビリヤードを始めたが、いつしか目標が決まっていた。

それは「世界チャンピオンになること」だ。

それを聞いた父は、奮起した。

自宅のすぐ横に、小さなビリヤード場を設置した。ビリヤードを真ん中に置き、そこでいつでも好きな時に練習できるようにしたのだ。

天井にはカメラを設置し、いつでも見返せるようにした。
そこで、朝5時から自主練、夕方から夜までも練習、の毎日を送ることになったのだ。

9歳で参加した国内大会で3位、小学校6年生で最上位クラスのA級に昇格。

自宅にビリヤード台があっていつでも練習できる環境は、誰にでもあるものでなない。とても恵まれている。そのことについて彼はこう言っている。

これが当たり前だと思わないようにしなきゃいけないって思ってます。

相当恵まれた環境なので、それに甘えて練習しなくなったら最悪なので。

そこは自分に厳しく練習できていると思います

ビリヤードのどんなところが好きですか?との問いにはこう答えている。

『自分との戦い』だというところ。

相手は関係ありません。手が震えるほど緊張している時に、自分自身に打ち克って、試合に勝てた時が最高に嬉しいです。

 

居間には、父親が作ったビリヤードの11箇条が掲げられている。
それがこれだ。

撞球路精神
1  一発勝負
2  入れれば勝ち
3  心と身体のギアー化
4  ヘッドアップ厳禁
5  レスと・ブリッヂの厳格な保持
6  多くの負けからひとつの勝利が生まれる
7  困難はその困難を乗り越えられる者だけにやってくる
8  練習は不可能を可能に変える
9  楽しくやっている者には勝てない楽しくやろう
10自分に厳しく他人に優しい、それが世界チャンピオンだ
11敵は己、見方は努力

彼はこれをいつも肝に銘じている。

 

父は言う。
「世界チャンピオンを目指す。本気ですよね。
その気持ちが分かったからこそ俺も本気になったんです。」
だから、その熱い気持ちが薄かったり
気持ちが入っていなかったりすると父の怒りが飛ぶ。

おとうさんいは感謝してもしきれないこぐらいのことを
してもらってる だから世界チャンピオンになるしか、恩返しする術がない。

これは彼が中学校の時に発している言葉だ。

 

 

 

ところが彼は、ジュニアの全国大会で、惜しくも決勝で負けてしまう。

その時は悔しすぎて自然と涙があふれた。

その後彼はこう言う。

練習不足かな。
単純にそういうことですよ。

日本で負けているようじゃ
世界で戦えるわけがない
死ぬ気で練習して
次の世界大会で
金メダルを取るしかない

彼はこう誓ったのだ。

 

その後彼は大躍進を遂げる。

2015年に上海で行われた「世界ジュニア選手権」に日本代表として出場。17歳以下の部門でベスト16に食いこみ、県知事杯では史上最年少で優勝した。 2015年全関東ナインボール選手権優勝。2017年第57期名人戦・A級戦優勝

これからもどんどん優勝経験を積んでいくに違いない。
彼は今後の課題としてメンタル面を上げている。

ガッツというのかな。

やる気というか。

僕は冷静沈着すぎて集中できてない時があります。

誰とやろうが、どこでやろうが一生懸命になれるような、そんなメンタルを身につけたいです。

林武志(はやしたけし)さんってこんな人

生年月日  2000年11月4日
出身 神奈川県三浦市
学歴 県立三浦臨海高校
所属:KPBA、インフィニティ

教わっている人:父、有田秀彰プロ、羅立文プロ

ビリヤード好きのお父さん、伸高さんの影響で2歳の頃からビリヤードをやり始める。

毎日2~3時間の練習に励む。自宅横の練習場で、正規のものより小さい穴の特注の台で練習に励んでいる。

今後の目標は、アマチュアの全国大会と世界ジュニア選手権で優勝することだ。

最終的な目標はもちろん、プロの世界チャンピオンだ。これから注目したい選手だ。

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