羽根田卓也さんの大切にしている言葉

羽根田卓也さんの存在によって、カヌーに対する日本人の見方がいっきに変わってしまったといっても過言ではないだろう。

それまで、カヌーと言う競技がオリンピックの種目にある、ということさえも知らない人がいるぐらいだった。

ところが、羽根田選手がリオオリンピックで銅メダルを取ることで、カヌーがいっきに有名になり、また彼自身も有名人となった。

彼自身は18歳の時に単身スロバキアへ飛び、そこで練習拠点を置きながらオリンピックを目指していた。

彼が銅メダルを取った種目は、カヌーの中でもスラロームのカナディアンシングル。
スラロームとは激流の中で競われる。カナディアンというのは正座して片方でこぐ競技だ。

この競技で大事なのはゲートへの集中力、適切な判断と水の処理能力。
また、もっと大切なのは水の流れを掴む処理能力だと言う。

彼は日々の練習と毎日をどのように過ごすか、がとても大切だと言う。

彼が特に座右の銘として大切にしている言葉がある。

それは宮本武蔵の言葉である。

自分はこの言葉を大事にしているのですが、

『千日(せんじつ)の稽古(けいこ)を鍛(たん)とし、万日(まんじつ)の稽古を練(れん)とす。』なんです。

要するに毎日の積み重ねが大事なんですよ、ということです。

これは、一つの技を完全に自分のものにするには、ひたすら毎日繰り替えし稽古に励むしか道はないということだ。

彼はこの言葉をいつも思い出して、毎日練習しているに違いない。

リオオリンピックで銅メダルを取った時、実は4位の選手との差は、わずか0.1秒だった。

その0.1秒の差は、神が僕に与えくれた、というだけにしか思えない。

練習の積み重ねがなかったらその0.1秒の差は逆になっていたかもしれない

毎日コツコツやってきたからこそ、わずかな差が自分に幸運を運んできてくれたのだ。

少しずつ、少しずつ。

なんでもいっぺんに手に入れることはできないので、積み重ねる努力は大事だと思う。

彼は、次のオリンピックが東京以外だったら引退も考えていたかもしれないと言う。東京で開催されるから、次はもっといい色のメダルを目指す、とチカラ強く語ってくれた。

羽根田卓也(はねだたくや)さんってこんな人

生年月日 1987年7月17日
出身 愛知県豊田市
学歴 朝日丘中学→杜若高校→コメンスキー大学体育スポーツ学部(スロバキア)
所属 ミキハウス

7歳の時、器械体操を始める。父親の影響で9歳の時にカヌーを始める。

高校3年で日本選手権を制する。高校卒業後、スロバキアに渡り、2009年にコメンスキー大学体育スポーツ学部へ。

オリンピック初出場となった2008年の北京オリンピックでは予選14位。2012年のロンドンオリンピックでは7位入賞2014年の世界選手権では5位、同年のアジア大会では金メダル、2015年の五輪テスト大会では銀メダル、2016年6月のワールドカップでは日本人初の3位の成績。

2016年8月のリオデジャネイロオリンピックでは3位となりカヌー競技では日本人初の銅メダルを獲得した

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