桂由美さんの、現役であり続けるためには

桂由美さんは、いまだに現役のデザイナーとして大活躍している人だ。

だんなさんはかなり前に亡くしてしまったが、生きる意欲は失っていない。
いまでも若手デザイナーのデザイン画の手直しを毎日行っている。
お休みはお正月の三が日と夏の4日間だけ。それ以外は毎日働いているという。

彼女は幼いころから太目で、顔も丸顔。
そのころからずっとコンプレックスを持っていた。
高校を出てから親が経営していた洋裁学校の後をいったん継いだが、自分には向いていないと最初からやる気がなかった。
彼女が、その洋裁学校の生徒さんの卒業制作として選んだのが、ウェディングドレスのデザインと制作だ。
ところが、実際にやってみると、当時はまだウェディングドレスが一般的ではなかったため、生地探しにとても苦労した、という。
生徒にアンケートを取った時、たくさんの生徒さんが、ウェディングドレスを着てみたいという回答が来た。これは行けると思った彼女は、母の経営する洋裁学校で生計を立てながら、日本で初めてとなるブライダル専門ショップを立ち上げた。

ところが予期しないことが起こった。
ショップでは、若い女性たちがウェディングドレスの予約をしていくのだが、8割が後からキャンセルする、ということが起こった。
当時はまだ、新郎のお母さんが絶対的な存在。その人がノーといえば着ることができない時代だった。
ショップ立ち上げの年は、最終的なお客は30名ほどであった、とご本人が言っている。

それから50年。日本は確実に変わった。
桂由美さんが日本の新しいブライダルの世界を運んできてくれたのだ。
彼女は70代の今でも夢を持っている。

「今後の夢はありますか?」

ありますよ。あります。いっぱいあります。

どこまで果たせるかということなんだけれど
ウェディングランドを作りたい。

ウェディングをテーマにしたテーマパーク。

世界中の参考になる情報と素材が全部集まっている
そして楽しくてエキサイティングなもの。

夢を持ち続ける、
女性がいつまでも現役でいるためにはそれが秘訣。

いつまでも現役でいたい。最近の風潮である。
でもそのためには、いつまでも夢を見続けることが大切だ、と彼女は教えてくれた。

桂由美(かつらゆみ)さんってこんな人

生年月日
出身 京都
学歴 共立女子大学→パリ留学

1964年ブライダルファッションデザイナーとして活動開始した。

おとぎ話や絵本が好きで、お姫様になりたいというのが桂由美の将来の夢だった。

母は洋裁学校を営んでおり家業を継いでほしかったようだが「洋裁が苦手なので全くその気はなかった」という。

ファッションを学ぶためパリに留学した際、ウェディングドレスに身を包んだ花嫁の姿を見て、ブライダルに特化したデザイナーになることを決意したという。
その後日本で初のブライダルショップを開店。
70歳を過ぎた今でもウェディングドレスのデザインの世界で大活躍している人だ。

 

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